LOVABLE MY BOY〜7










「・・・あすらん・・・・・」

「ん〜?」

「もう・・・・そろそろ・・・・どいて欲しんだけど・・・・」

「もうちょっとvvv」


その何度目かの言葉に
は徐に溜息をつく。

それもそのはず、
アスランがを抱き締めはじめて
軽く一時間は経っている。

最初はもその雰囲気に
酔いしれていたが、さすがに一時間となると・・・・・

(肩の感覚が・・・・もうないんですけど・・・・!!!)





「あ〜す〜ら〜んっ!!」

と重低音で引き離そうとするが、
アスランは離れてくれない。


「いいじゃないか!少しくらい。
やっと両思いになったんだから!!」

「そりゃ・・・そうだけ・・・・・って・・・えぇぇっ!?」

急に叫んだ
アスランはの肩に頭を置いたまま
目をぱちくりさせる。



「・・・・どうした?」

「・・両思い・・・・って・・・アスランも私の事好きなの!?」

「・・・・!」

アスランはの肩から
頭を上げる。


「・・・・・・・・・・まさか・・今気づいたとか
言うんじゃあ・・・・」

「・・・・だって・・・アスラン・・・そんな事
一言も・・・・・っ」

「・・・・・はぁ・・・・・っ」

「何よっ!その呆れ顔はっっ!!!」

「・・・・好きでもない女に、『欲しい』だなんて
言わない。」

「・・・・・っ・・・」

その瞬間、の顔が
赤く染まる。

アスランと目が合うと、
さらに顔を赤くして、徐に逸らした。

もちろん、アスランがくっついて離れないから
逃れはしないが・・・・・

そんなを見てアスランは・・・・




か・・・かっ・・・可愛い・・・・・・vvvvv


だって、いつも強気で、
俺を殴っちゃうくらいな程なのに・・・・

こんなに赤くなって詰ってる・・・・・・

超可愛い・・・・!

絶対癖になる!!!!


とか思っちゃってるわけで・・・・。





「ねぇ・・・?」

「・・・・何?」

はアスランと目を合わせずに
答える。


「やっぱりさ・・・恋人がいい・・・・。
一生の。」

「・・・・・っ///」

「ね?」

「・・・・・・浮気したら即別れるからね・・・・・っ!」

とこのタイミングでそんな事を言う
”らしい”にアスランはくすっと笑い。


「・・・・他の女なんて目に入らない・・・・・。」

と先程の教訓を生かしがうろたえる事を
期待して、耳元で甘く囁く。

わざと、
吐息と髪がの耳にかかるように

甘く、低く、声を設定して。



そのの反応は・・・・・


彼がをからかう事が見事癖になってしまった・・・
と言えばどうだったかは想像できるだろう・・・・・










  
+++++++Fin+









*いらないおまけ*



「だけど、が俺の事好きだなんて
想像もしなかった」

「そりゃあ・・・私もだよ。アスランが私を・・・だなんて。
だけど、どうして?」

「だって、俺にだけ冷たかった・・・・・」

「それは・・・・緊張して喋れなかったの!!!」

「・・・・vvv・・・超愛してるvvvvv」

「・・・・・・ッ////」

(可愛いっ・・・・
〈きゅぅ〜〜んっvvv〉)









*いらないおまけU*



「・・・・どうしたんだ?・・・アスラン・・・その痣・・・・」

「まぁ・・・結構大きいですわね・・・・・」



「あ、カガリ、ラクス・・・・・あぁ・・これか?」

と頬の痣をさすりながら
隣にいるに目線を落とし・・・

「愛の結晶vv」

ばしっっ!!!

は真っ赤な顔で
アスランの肩を殴った。



(かっ・・かわっ・・・・←言葉にならない・・
<きゅぅうぅぅ〜んvvv>byアスラン)


(不憫だな・・・・(ですわ・・・・)
byカガリ&ラクス)









*いらないおまけV*



「アスラン・・・もうちょっと人目はばかったらどう?」

とあの一件以来、
かなりのバカップルになってしまった(ってもアスランが一方的に)
アスランにキラが呆れ眼で釘を打つ。

「仕方ないじゃないか。
愛しちゃってるんだからvvvv


なんかもう・・・以前の面影は微塵も無く・・・・・。

あの不器用で照れ屋な面影も
微塵も無い。

おまけに、に近づく男への態度も
容赦の微塵も無い。


「・・・・・・っ・・・・ふっ・・・そんなに人のこと考えないと
に振られちゃうよ?」

と唇を引き攣らせながら
女の子が卒倒するであろう微笑を浮かべる。

しかし、アスランはそんなもの
おかまえなしで・・・・


「残念だったな?
友達どまりでv
猫被ってたのが仇になったな?」

とにこやかに言うアスランに、
キラもにこやかに

調子乗んないで?隙さえあれば
すぐにうばってやるから。」


静かににこやかに睨みあう二人・・・・


・・・・・なかなか騒がしい日々になりそうです。








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〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


はいっ☆
終わりました!!!

いやぁ〜・・いらないおまけが三つも付いてやがります(笑)

なにはともかくアスランばぁ〜すでおめでとぅvvvvv


なかなか面白かったですvvコレ書くの。
だけど・・・なんか文がなかなかまとまらなくて・・・・・。

なんか・・・・このシリーズとか連載とか
また作っちゃいそうで怖いです(笑)

いやぁ・・・でも裏に突入しなくてよかった・・!!(おい)

いつかは作るだろうなぁ・・・とかは思うけども
今は・・・ねぇ?


    
2005.10.31     惶月 奏(おうづきかなで)