やはり、キラはこの夏など相手にならないほどの

          嵐でした・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



          ととアスランは身をもって体感する事となる。
 
          







            ビター・オア・スイート?#10











          「う〜・・・・・・暑かったぁ・・・・・・・・・・っ」

          玄関を開けた途端のの開口一番がそれだった。

          
          「お〜おかえり〜、どう?やっぱ暑かった?」

          沢山の食べ物が入った買い物籠を
          の変わりにキラが持つ。


          「あ、ありがと。・・・・うん、もう超暑かったわ!!」

          とタオルでガシガシとは汗を拭う。



          「あっ!キラ!アイス勝って来たよ〜vvv」

          「え!?本当?やったぁvv」


          
          「・・・・・・・・・・・・・」

          「・・・どしたの?アスラン、不機嫌な顔しちゃって・・・・。」

          とキラに遅れてを出迎えに
          玄関まで出てきていたアスランをは訝しげに見る。


          
          「別に。」

          「・・・・?」


          いつもと違って不機嫌な表情のアスランを
          は不思議そうに見詰める。



          ・・・むむっとした顔も珍しくて
超可愛いけど・・・・

          不機嫌なちょっと子供っぽいアスランも
滅茶苦茶マジ
        
          可愛いけど・・・・・・(もういい)

          どうしたのかしら?




          「。」

          「〜〜ん?何?キラ君?」

          と横で自分を呼ぶキラの声に
          はアスランからキラに視線を移すと・・・・・・・・・・          

          女の子顔負けなキラの顔がに近づいてきて・・・





          「            」




          と耳打ちする。


          「えっ!?」


          その言葉にかぁっとは顔を赤くする。

          

        
  ぐぁしっっ!!!!!!

          という形容詞がとっても似合う勢いで
          アスランはキラの腕を握る。



          「む?アスラン?」

         
 「キラ・・・・・・・・・・・・・ちょっとっっっ!!!!!こっち来い!!!」


          「え・・・あ・・・・・(やば・・・・やりすぎた・・・)」

          とあんまりのアスランの強張りまくった・・・青筋の入った
          顔にさすがのキラ君でも冷や汗を流す。


          「・・・・・・・・・・・わかった・・・・わかったから。・・・・・・」


          とアスランに引っ張られるままにキラは歩いていく・・・・・が

          ふと振り返って、


          「ね?言ったとおりでしょ?」

          とに向かってニコヤカにそうキラは言った。


          「!」


         
 「・・・キィラァッ!!!さっさと来いっ!!!!」

         

          ずるずるずるずる・・・・・・・・・・・

          キラは悲しくもアスランに引っ張られていった。


 
          

          












          「・・・・・び・・・・・・・びっくりした・・・・・・」

          今さっきキラが言った言葉がの頭の中を
          ぐるぐる回る。



           
         
 『アスラン、僕にヤキモチ焼いてるんだよ。』


          


          まさか・・・・・アスランが?

          だって・・・・ねぇ?


          だけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








          「・・・・・・・・・・・!」



          ぺたんっ

          は冷たいフローリングに座り込む。

          かあっと熱く火照っている顔を両手で包み込み・・・・・


          「・・・・・アスランと顔合わせづらい・・・・・・・・。」



          とは一人、そう呟いた。















         

        


          「キラッ!!!どういうつもりだっ!!!」

          「・・・・・どういうつもりって?」


          珍しくキラにつっかかるアスランにキラは
          しらっ・・・としらばっくれる。



          「に・・・・・・に・・・・あんなことっ!!!」

          「やだなぁ・・・・・。ただ耳打ちしただけじゃない。」

          「・・・え?・・・・・・・・・・・頬にキスしたんじゃ・・・・・・・・・・?」


          あの近さだったからキスしたものだとばかり
          思い込んでいたアスランは間の抜けた声を出す。


          「そんなことする訳ないでしょ!仮にもアスランの婚約者に!!」

          「・・・・・だよ・・な・・・・・悪い・・・・。・・・・けどっ!!のあんなに近くに
          近づいて!!!!」



          「ねぇ・・・・・?何言ったか気にならないの?」

          また怒りが振り替えしたアスランに静止をかけるように
          キラは話題を変える。


          「え?」

          「赤くなってたでしょ?まぁ、だからキスとか思っちゃったんだろうけど・・
          ・・・知りたくない?僕が何て言ったか。」


          あのが赤くなる事なんてはっきり言って
          滅多にない・・・・・・。

          こちらが赤くなる事は滅茶苦茶言うけど、
          なんかって、一人で変換して盛り上がってるからなぁ・・・・・
          (そういう時は妄想しています。)


          「・・・・・・・・・僕、帰る。」

          「えっ!?」


          突然、荷物を担ぎ、帰り支度を始めるキラ。

          「何だよ?・・・・泊まってく・・・とか言ってたくせに。」

          「・・・・・・・・・・ん・・・なんかお邪魔っぽいから。」
 
          「なっ!」

          「それにこれからアスラン大変そうだしね。」

          「え?」

          「
『アスラン、僕にヤキモチ焼いてるんだよ。』ってばらしちゃったぁ〜v

          「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ!?」

          「じゃあねっ♪あ、おじさんには
『うまくやってます。孫を見る日も
          遠くはありません』
って言っとくからvvvv」

         
 ばたんっ!!!

         
          そう捨て台詞をキラは残し、玄関を閉じた。


          
          一人残った、アスランは呆然とし・・・・・・・・・・・
          はっと意識を取り戻して・・・・・・・・・・・


         
 「きぃいいぃいらぁああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!」




          と叫んだのは言うまでもない。



          






         
 

      ビター・オア・スイート?#10




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                                           うふふふv
                                           ちょぉ〜っとキラのお陰で進展しました〜v

                                           さぁて♪これからがアスラン大変です(笑



                                              惶月 奏(おうづきかなで)