あぁ・・・小母様・・・・・・
貴女の心遣いは本当に・・・・
本当にありがたいのです・・・・
ですが・・・・・
結婚前日に混乱させるだけさせて
放置しないでください!!!!
ビター・オア・スイート?#24
「・・・あ・・アスラン・・・おいしい・・・・?」
の作った晩御飯を
黙々と食べていたアスランにはいつものように
そう尋ねた。
・・・何故かそれは上擦ってはいたが・・・・。
「え?あ・・・うん・・すっごいおいしいよ!・・・うん・・・・。」
こちらもいつもように答えるが・・・上擦っている。
原因はもちろん、あの手紙。
しかし、二人ともやはり耐性というものは
当初にくらべると出てくるもので、
まぁ・・・それほど気まずくは、ならずにすんだのだが・・・・・
その・・・・夜が近づけば近づくほど
どんどん・・・気まずくなっていき・・・・・・
夕飯を食べる時間帯になると
もう、目もあわせられない。
「ねぇ・・アスラン?」
「な・・何だ?」
はすぅ・・・・と一息すって
アスランを見据える。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・?」
あまりに真剣なの顔に
アスランをごくんっと唾を飲む。
「ご飯、早く食べ終わって。」
「・・・・・・・・は?」
予想だにしていなかった
言葉にアスランは目が点になる。
「いいから!!さっさと!!!!」
「・・・・・・・・・・はい。」
何故か気迫溢れるにアスランは
圧されるように食事の手を速めるが・・・・・
(・・・何故、早く食べなきゃいけないんだろ?
なにか話したいことでもあるのか・・・・? )
・・・と黙々との監視下の中、考える。
いや・・・話したいだけなら
の事だし、食事中だろうが、なんだろうが言うよな・・・。
ということは・・・・・・
早く・・その・・・・・したいとか・・・?
いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!
ちょっと待て!!
ストップ!!俺の思考回路!!!
これは待て!!やばすぎる!!
何も本人を前に思わなくてもいいじゃないか!!
とっ・・とりあえずっ・・・頭の中にめくりめく
このいけない妄想をどうにかしなければ・・・・!!!
自分のあまりに危ない考えを
必死に消そうと頑張るアスラン。
が、しかし、やはりどんなにオクテでも
へたれでも、受けっぽくっても、(酷っ)
18の思春期まっさかりの男な訳で・・・・・・。
なかなか止まってくれない。
そんな危機迫るアスランの百面相を
は眉を潜めながら見詰める。
「アスラン?」
「いやっ!!早く食べればいいんだよなっ!!」
「・・・アスラン?」
「食べる!!即効で食べるから!!」
「・・・・・だいじょ・・・・」
「待て!!つっこまないでくれ!!後生だから!!頼む!!」
「(つっこむ?・・・後生って・・・・)」
と、疑問点は多々あるものの
あまりのアスランの必死さに黙るしかなかった。
「おっ!出てきたね!アスラン」
はソファーを支えにして
後ろのドアから出てきたアスランを逆さまになって見る。
お風呂上がりなけあって
青髪がしと〜〜ってなってて色っぽい。
それに、頬のちょっと赤くなってて、
やっぱり肌が白いから目立ってもう、かなりの・・・(以下省略)
まぁ・・・・そんな事いったら絶対に怒って
黒化するから言わないけど。
「ちょっ!・・!!危ないだろッ!!」
アスランはぎょっとして慌ててソファーに逆さに
なっているに近寄り抱きかかえる。
「もぉ〜・・・大丈夫だよぉ・・・」
「ったく・・・・・・・・・・・・・」
アスランは急にはっとした顔になる。
風呂から上がってきたらが
ソファーに逆さになってて・・・・・
だから・・・
もうぎょっとして・・・・・・
思わずぎゅっと抱き締めてしまったけれど
しかし、我に返って思う。
この状況をどうやって切り抜けよう・・・・!!と。
俺の前に風呂に入ったばかりだから
まだ暖かくて、いい匂いがする。
同じものを使っているはずなのに、
全然匂いが違う。
それも・・・なんだか・・・こう
高揚感となって還ってくる。
(不味い・・・!!これは・・・非常に不味い・・・!!)
とてつもない危機感を感じたアスランは
思わず、から手を離してしまった。
「ぅわっ・・・・!」
それを支えにしていたは、突然の空白に
バランスを崩し、ソファーから身を投げそうになる。
それにぎょっとし、アスランは慌てて
の腕を掴もうとするが・・・・・・・・・・・・・
がっ・・・
ずるっ・・・・・
どさ・・・っ
そんな音が、部屋に木霊する。
それがまさに二人の置かれている状態を
物語っていた。
まず・・・・
『がっ・・・』で、の腕をアスランが慌てて掴み
だが、あまりの急な事に
共々アスランまで『ずるっ・・・・』で
ソファーに滑り落ち、『どさっ・・・・』で二人が
重なり合ってしまった。
つまり、かなりの危機的な状況・・・・・・・・
アスランがを押し倒したような形に
なってしまっているのだ。
ビター・オア・スイート?#24
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あははははははははははは。
もう・・どうしよう。
皆さん・・・どうか・・・回避してください。
まさか・・・こんな危うげな小説を書くことに
なるとは・・・(ぎゃふんぎゃふん)
今回は、苦情を受け付ける事にしましょう・・・
アメーン。
2005.1.5. 惶月 奏(おうづきかなで)