出会いも、仲良くなった行程も、
一緒に暮らし始めたキッカケや出来事も
突拍子もなかった・・・・・。
そして、やはり、そこまでくると・・・・・・・・・・・
彼女との大告白大会が『普通』なはずがなかったのだ・・・・。
ビター・オア・スイート?#14
「アスラン、結婚しよう!」
そう彼女の口から、そうつむがれる。
その瞬間、世界・・・いや宇宙中がまっしろになった。
これは・・・・夢?幻?
・・・・ってか妄想か?
・・・・・・俺、最近妄想激しいなぁ・・・とか思ってたけど、
こんなにリアルに感じるほど、やばかったのか・・・・?
「ちょっと・・・アスラン?」
完全にトリップしてしまっているアスランに
はアスランの顔を覗き込む形で見詰める。
「え!?あ・・・・えっと・・・・今・・・なんて・・・?」
はっと我を取り戻し、かなり切羽詰ったような顔で
に詰め寄る。
はっきり言って、あのアスランの間の抜けた声に
はこみ上げる笑いを覚えたが
(・・・・・・・・ここで笑っちゃ不味いわよね・・・)←そりゃそうだ。
と、必死で飲み込み、再度言葉を口にする。
「だから、結婚しよ?・・・って言ったの。」
平然とそう言い放つ、にアスランは瞳を見開き
呆然とする。
対照的に、はなにかが吹っ切れたようで
いつものGO MY WAY(我が道を行く) が戻っていた。
「け・・・っ・・・こん・・・・」
自分から結婚したいとか言ったのも忘れ、
アスランはそう何度も呟く。
けっこん・・・・
それって・・・・え・・と
もちろん、けっこんって・・・その結婚って事だよなっ!?
血痕とかじゃなくて・・・・・っ
・・・・その・・・だよな?
つつ・・・つまり、その・・・・
家に帰ったらてけてけてけ・・・ってフリフリの白いエプロン来た
お嫁さん(v)が玄関まで走ってきて・・・・
『お帰りなさいvアスランvvすっごい寂しかったぁvvv』
とか言って抱きついてきて、(に限って有り得ない)
『俺も寂しかったよvv』(アスランに限って出来ない)
ぎゅっv
・・・・・・・・みたいなvvvv
って・・・・妄想激しいーーーっっの!俺!!!!!
(ハイ。の影響は恐ろしいです)
パンパンパンパンっ!!
と頬を叩くアスランには眉を顰めて
後ずさりしつつも・・・・・
(なんか・・・・赤くなって混乱してるアスランも犯罪的にかわいいvvv)
とか、思っている自分が犯罪的だろう事に気づいてクダサイ。
「そ・・・それって・・・・」
「ん?」
やっと、現実に戻ってきたアスランは本当に複雑な・・・
淡い予感に、にやけつつもやはり怖いようで眉を寄せたりの
繰り返し。
「それってさ?・・・・あの・・・・も・・・その・・・いや・・・」
「・・・・・・・・」
とまるで、青春ドラマ・・しかも超純愛韓国ドラマバージョンの
ようにどきまぎを一人超謳歌しているアスランを
はしばらく、楽しそうに眺めて
(いや、困る顔見て楽しむのは最低だとは思うんだけどね・・・)
可愛いからもう少し見ていたいんだけど・・・・・・・
・・・・仕方ないなぁ・・・・。
「ア〜スラァン?」
「・・な・・・なに・・・・?」
「大好きだよvv」
「!!」
その瞬間、瞬時に顔を赤く染めたアスランに
はまたもや・・・・
(人間って・・・こんな瞬間的に赤くなれるんだぁ・・・すげぇ・・・)
とかいう呑気な思考とは対照的にアスランは・・・・・・
だ・・・・
だ・・・・・・・・・・・・
だ・・・・・・・・・・・・・・・・
だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
え?え?・・・
大好きって・・・
、今・・・・・確かに・・・・・
「・・・本当?」
「うんv」
「本気で・・・・?」
「そうv」
「・・・・・っ」
やばい、泣きそう・・・・・。
なんか・・・・・、ばかりにこにこしてて余裕なのは
少し、情けないけど・・・・今は・・・・。
(・・・・幸せを噛み締めとこう・・・・・)
とアスランは胸に手を当てて、今の現状を
満喫するが・・・・・
幸か不幸か、それはそう長くは続かなかった・・・・。
ふわっ
「へ?」
急に感じる温もりとふわっとした香りに
アスランは碧眼を見開く。
冷静に観察すると、どうやらがアスランに抱きついたらしい・・・。
もちろん、今の現状でアスランが
冷静に観察できるわけがない。
それに気づくまでアスランは硬直状態で
その場に突っ立っていた・・・・。
その後、に散々笑われ、からかわれた事は
言うまでもない・・・・・・。
ビター・オア・スイート?#14
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はいvvやぁぅっと告白してくれました〜♪(ふぅ)
これからが本番ですよ!アスラン!!!
9.17. 惶月 奏(おうづきかなで)