私、です。

           皆さん、ご機嫌いかがですか?
           
           私は・・・・・・

           幸せ・・・と言っちゃあ、幸せなんですけども
           
           問題点が一つありまして・・・・・・

           
           この頃・・・その・・・・
           一応、私の婚約者のアスランが・・・・・

           そのですね・・・・


           この前の・・・その私が悪かったんですけど・・・
           キス・・・以来・・・・変わってしまったんです・・・・・・・。

           あの可愛かったアスランが・・・アスランが・・・・


           私が迫ればあの赤くなって逃げ惑っていたアスランが・・・


          
 アスランがぁああああ・・・・!!!


           







                 ビター・オア・スイート?#16 













           ぎぃ・・・・・

           朝。

           私は、少し複雑な・・・・そして、引き攣った顔を
           しながら控えめにドアを開けてリビングへと入っていく・・・・


           ひょこっと顔だけ出し、

           アスランがいつもコーヒーを飲んでいるソファーを         
           見て、アスランがいるかどうかを確認する。


           いないの確認すると、はほっと胸をなでおろした。


           何故、こんなことを思ってしまうのかというと・・・・・・






           「何やってるんだ?」


           びくぅっ!!!
         
           後ろからかけられた声に
           は大袈裟すぎるほどに体を揺らす。


           その動作にアスランは緑の瞳を半眼にさせる。

          
           「・・・何?その驚きよう・・・・・・・・・・」

           「い・・・いやねっ!後ろから話しかけられれば
           誰だってびっくりするよ!」

           「・・・それにしちゃあ度が高かったぞ?」


           「・・・・・・っ」

           あきらかに動揺しまくっている
           アスランはさらに瞳を細めるが・・・・・・

           (・・・・何考えてるのかは・・・だいたい解るしな・・)           


           「まぁ・・・いい。、おはよう。」

           とにっこりと笑いかけるアスランに
           ほっとする。

           
           (よかった・・・今日のアスランはいつものアスランだ・・・・)
           

           

           とがほっと息をついたのもつかの間。

           
           「ち・・ちちちちちちょっとぉ!!!!アスランっ!!!」

           「何?」

           「何じゃないわよ!!なんなのこの至近距離は!!!」


           いつの間にか鼻の頭がくっつくほどに近づいている
           アスランにはアスランの胸を押し返す。

           しかし、そう簡単にアスランは引いてくれなく・・・・・


           「俺たち恋人で婚約者・・・・だよな?」

           「え・・?・・・あ・・・・う、うん。」

           「おはようのキスvくらい当たり前なんだろ?」

           「・・・・っっ」

         
           あまりの歯が浮くような・・・ってか恥ずかしいセリフに
           は口をパクパクさせる事しかできない。


           何・・・?

           何なの!?

           この
変わりようは!!!!


           そりゃあ・・・原因作ったのは私ですけども?


           変わりすぎじゃぁありませんかっ!!!!


           
           そう、最近の私が幸せというものを
           素直に受け止められないわけ・・・

           それはここにあるのです・・・・・。


           あの可愛かった・・・本当に私のほうが
攻めっっっ
          
           感じだった・・・(おい)

           あのアスランが・・アスランが・・・・っ!!


      
           「・・・・・・・・・・・・・」

           
           どんどんどんどん近づいてくる、アスランの髪とか息遣いに

           まるで、痺れ薬を打たれたみたいに動けなくなる。

           
           綺麗なアスランの白い肌とか、

           翡翠色の瞳とか、宇宙色の髪とか・・・・・・

           本当、綺麗過ぎて動けない。




           だけど・・・・・


           
だけども!!!

           
           いいのか!?私!!!

           流されて流されて・・・・
 
           
このままアスランを攻めれなくなっても!!※注 精神的に。

          
           あの可愛い真っ赤になったアスランを見れなくなるのよ!?

          

           そんなのそんなの・・・・・・・・・・・・・


           
不公平だわ!!!!!(うわ〜い変な人がいるよ)

           

           「あ・・・・」

           がアスランに抗議しようと口をあけると、
           アスランが人差し指で、その言葉を制す。

         
           「え?」

           「・・・・・?口をあけるのはまだ早いよ?」

           「は?」

           「いきなり舌はいれたくな・・・・・」

        
           がこんっつっっ


           その瞬間がアスランの頭を思いっきり殴る。

  
           「っっ!・・・・・いた・・・っ」


           「こ・・・こんんのぉ・・・・・
変態っっっ!!!!!!


        
           そう、そして、今日もそんな声が
           この浮きまくっている洋館に響き渡るのです。



           この変わりよう・・・・・
絶対詐欺・・・・・・!!!!


           まさか、あの
白くて本当王子様なアスランが・・・・

           
こんな変態になるなんて、思ってもみなかったんだもんっ!!

           あのいちいち上擦ってたアスランが・・・・・!!!!

            
           本当・・・やってらんない・・・・・。



           とか・・・思っても・・・・・・・

           やっぱ・・・・・・大好きだから・・・・・
 
            
           結果的には・・・・・いいのか?・・・な?


          
 って・・・・・・んなわけあるかぁああああああああ!!!!           


           







                      



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                     アスランが・・・・・・・・・・・(呆然)

                     何故に!?どうして!?

                     白くて可愛かったのに!!!!!!

                     苦情・・・・・かる〜〜くきそうな・・・気が・・・・。



                       2005.10.7. 惶月 奏(おうづきかなで)