LOVABLE MY BOY〜2














「アスランのこと超大好きだからよ。」

「へぇ・・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


がたっ


「はぁっ!?へっ!?えっっっ!?!?!?!?」


キラは紫の瞳を真ん丸く開いて
勢いよく、立ち上がる。


あんまり、の言葉があっさり過ぎて
つい聞き過ごしてしまった。


え〜・・・と。



「今・・・・・・・・・・何て・・・・?」

「だから、私アスランのこと好きなのよ。」

「・・・・・・・・・・・・・・」


あまりに面白みの無い・・・というか、
あっさりとし過ぎている口調にキラは絶句する。

普通・・・そういう事は
テレながら・・・とか、

必死に隠そうとするものではないのか・・・・・?


しかも、あのがだ。

何故なら、は恋愛に興味が無いというわけでは
無いだろうが、

本当に・・・そういう噂がなかった。


男と話さないわけじゃない。

少々変わっているが
性格がけっして悪いわけでもなく・・・・・。

本当に照れ屋な面も持ち合わせている。

・・・・・・・そんなだからこそ
キラは驚いたのだ。




「あ〜っ!!!もういいっ!!!」

「へっ!?何が!?」

急にばんっ!!とカタログを閉じて
そんな事を叫ぶにキラはまたもや目を見開く。


「やっぱ!決まんないわ・・・・・。
仕方ない。直接本人に聞きますかっ!」

と、どわぁっとテーブルの上に広がっている
カタログをかき集め、颯爽と食堂を出て行く。


キラにぽか〜んと見送られながら。













「あぁ・・・・・・っ・・・またやっちゃった・・・・・!!」

と頭を抑えている
食堂近くの廊下にいた。


は、もう一度重く溜息をつく。



なんで・・・私っていつもこうなんだろう・・・・

いつもいつもいつも・・・・言ってから後悔する。

あぁ・・・なんであんな事言っちゃったんだろう・・・・って。


キラのことだからアスランに
言っちゃう・・・って事はないだろうけど・・・

あぁ・・・っ・・・・もうぅっ!!私の馬鹿ぁあああっ!!



と毎度の事ながら
後悔しているです。


まぁ・・・いいけどさ。(いいのか)



というわけで、今日はアスランの誕生日です。

アスランとは、2年くらいの付き合いになるけど
そんなに深い話したことないから
あんまり仲良くない。


だけどさ・・・だけどっっ!!!

私は大好きなのよ!!!!

・・・っか愛してるっっ!!!!!!


なんか感覚的に好きになっちゃって言うか・・・・



そりゃあ・・・仲良くなりたい。猛烈に。

だけども・・・・・・

女の子なんだもんっ
あっ↑、はアタッ●ナンバーワン風で!!
(意味不明)


・・・・・・っかバリバリのシャイガールなのよ!!!!


キラとかにだったら、どんな事も
言えるし、軽く抱き締めたりもできる。(おい)


キラだけにじゃない。

アスランより付き合いの短い
ディアッカとも結構仲いい。

そりゃあ・・・・エロい話しできるほど? (おい


しかも、ちらっと交流のあった
あのやりにくさで有名なイザークとも
結構話せるし・・・・・。


なのに・・・なのに!!!!

どうしてっ、なんで、一番好きな人とは仲良くなれないのよっっ!!!



・・・・そんなこんなだから・・・・・

カガリとか・・・ラクスとか・・・・
ミリアリア・・・・とかさ?

可愛い子、この艦多いから
いい加減諦めようとも思ったわ?

無謀だって事も知ってる。




だけど、惚れちゃったんだもんっ!!

アスランに本当の恋人ができるまでは
絶対に諦められないよ!!!


だから、今日、彼の誕生日に唐突に
私、は彼の部屋を訪ねます!!!!

当たって砕けろっ!!!の精神で!!!!




そう・・・

このとき、それが、どんな事体を起こすかなんて
私は全くわかっちゃいなかった・・・・・・・・・・・・。








                                     
 ねくすとっ



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



はい。(えっ!?

歴代ヒロイン(っても、始まってから7ヶ月くらい)
の中でも一、二に入る暴走というか・・・
意味わからないヒロインです・・・・。(汗

だけども・・・・アスランの誕生日になって
焦ってコレを書いてる私って・・・・・(涙)



   2005.10.29vvv     惶月 奏(おうづきかなで)