LOVABLE MY BOY〜6











『別にそれでも構いませんよ?』




その言葉にアスランは
一瞬、目を見開きを見詰めた後・・・・・



眉を潜めて、鋭く瞳を細めた。




「・・・・・構わない?」

「・・アスラン・・・?」

「構わないってどういう意味だ?」


何故か、低い声でそう
問い詰めるアスランに

はどう反応していいのか解らない。



「自分が何言ってるのか解ってるのか!?
『構わない』ってのは『どうでもいい』って事だぞっ!?」


「・・・・・・・っ」

怒鳴るアスランを見たことはあっても、
怒鳴られた本人になったのは初めてだった為、
は硬直する。



アスランは拳をぎゅっと握り締める。

自分が、今どれほど理不尽なことを
言ってるのかくらい解っている。

だけど、堪らなく嫌だった。


もし、この条件でを貰うのが
自分じゃなかったら?


・・・・そう思ったら本当に嫌だった。


もちろん、俺はが欲しい。
そういう意味で・・・欲しいんだ。



だけど・・・・仕様が無く・・とか
仕方なく・・・・じゃ嫌だ。

俺じゃなくても、
同じ反応をした・・・とかいうのは絶対に嫌だ。


確かに欲しいものを言う前に
拒否しない事を約束させた。




だけど・・・




「・・・・何を怒ってるの?」

ふとが口を開く。


「何がいやなの?」

更に問い続ける。



「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・誰にでも、自分をあげる
軽いヤツってのが許せないの?」


「!」


アスランは緑色の瞳を
見開く。


そのアスランの姿には図星だったと
解り・・・・・・


「・・・・・・アスラン・・・歯ぁ食いしばってv」

「えっ!?」


ばきぃっ

その瞬間の鉄拳が
アスランの頬に突撃する。


あまりの衝撃に
アスランは軽く吹っ飛んだ。


「・・・・・!!」


「ちったぁ目覚めましたか?ザラ隊長??」

はにっこり先程アスランを
殴った手の甲をなでながらそう皮肉っぽく言う。


「言っときますが、私はいい加減な事はいいません。
出来もしない約束なんてしないっつーの!!!!」

とかなりむかついたらしく、
いつもの敬語が取れかけている。


「言っとくけどねぇ・・・っ!私は、好きでもない人に
自分をあげるほど軽くないっつーのよ!!!!」

「!」

「だから、『恋人でも構わない』って言ったのにっ
それは『どうでもいい』事だぁ?舐めんじゃないわよ!!!」




「・・・・す・・・って事・・・・・」

「何よ?」

ぼそぼそ何かを赤くなって言う
アスランにまだ怒りが冷めてないらしく
つめたく言い放つ。


「・・・それは・・・・俺の事・・好きってこと・・・・?」

「・・・・え!?」


アスランが呟いた言葉に
先程までの怒り狂った少女は
何処に??

・・・・と言いたくなるほど頬を赤く染めて
言葉に詰まる。



「・・・・・・・・・」

「・・・・どう・・・・・・・・・・なんだ?」


アスランも神妙な顔で
に問い詰める。

もちろん、真っ赤で声は小さいので、
全く威厳や、恐れを感じはさせない。

はっきりいって問い詰め切れてない。



しかしはアスランの視線を
必死で受け流しながらぐっと目を瞑り・・・・・・


「・・・・・・好きでもない人に・・・・なんでもあげる・・・なんて言わない・・・・」


俯いてぼそぼそと言う。

つまり・・・それは・・・・・



こつんっ


アスランは、の肩に自分の頭を
乗せる形で抱き締める。


「・・・ちょ・・・アスッ・・・」


「ごめん・・・・どきどきしすぎて・・・・・
何していいか、何言っていいか・・・・よく解らない・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・っ」


「もう少し・・・・こうさせて?」


「・・・・・了解・・・・・・・・」








                               
 ねくすとっ


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


いやぁvvv
らぶらぶですねぇvvvvv

いいなぁ・・・アスランにこつんってされたぁいvv(死

これは余談なんですけど、
今日、お休みだったし、アスランの誕生日は終わっちゃってるのも
あって、慌ててこの小説書いてるんですけども、

今日一日で、3・4・5・6・7話書きましたよっ
こんなに大量生産したのは初めてです・・・(ふぅ〜〜

いつもは一話を書き上げるのに、軽く2・3日掛かります。




    
2005.10.31     惶月 奏(おうづきかなで)